9月5日(土曜日)の夕刻からオンラインによるJCQの年次総会を開催いたしました。
ゲストに在ブリスベン日本国総領事館の田中総領事、林領事、当会のパトロンである、元QLD州異文化大臣のグレン・エルムス氏、ゴールドコースト日本人会の安藤会長をお迎えして無事に総ての議案について審議し、可決されました。
会長報告を掲載します。
会長レポート
初めに、先住民族の皆様に敬意を表します。同時に過去・現在・未来にわたるエルダーに敬意を表します。当会は二年目のAGMを迎えることが出来ました。2018年8月にクィーンズランド州議会会館において発足会を開催依頼、様々な活動をしてまいりました。
当会はクィーンズランド唯一の日本人や団体を実際にサポートする団体として活動しております。ECCQ(Ethnic Community Council Qld)、MCCGC(Multicultural Community Council of Gold Coast)、MFO(Multicultural Families Organisation) などと緊密に協力し合い、確実に一人一人サポートを提供して参りました。また、QLD州政府のDept. Multicultural Affairs QLD, Dept. Community, Dept Qld Health and Qld Police Service, Dept of Child, Safety, Youth and Womenなどの政府組織から補助を頂き、家庭内暴力(DFV)やサイバー上の苛め(Cyber Bullying)などの啓蒙に努めてまいりました。また総領事館とも鋭意情報交換をして、新しい情報の提供をしております。
QLD州の姉妹都市である埼玉県をサポートして、昨年10月友好都市条約締結35周年の記念式典を成功裏に終わらせ、県知事からもお礼のお手紙を頂きました。令和最初の天皇誕生日ファンクション、日本関連の為の正月ファンクション、外務大臣政務官との意見交換会などにも日本関連団体として参加してまいりました。
サポートとしては、現地の非営利団体と協力して日本人DV被害者の救済に関する情報提供会を継続的に開催し、既に何人もの日本人被害者の救済に尽力しております。
そして、オーストラリアにおいてのイジメとサイバー上のイジメに関しての子供たちや保護者に向けての啓蒙冊子を作成し、配布しております。
今年度は全豪各地において山火事そして豪雨と災害の絶えない年となりました。当会も日本の有名ゲーム会社小島プロダクション様と有名アニメ会社コミックウェーブフィルム様の協力を得てオリジナルデザインを作成していただき、イベントを介して販売し、利益をすべてRSPCAオーストラリアに12000ドル寄付させて頂きました。
会員の皆様に対しては、Facebookにて全国都道府県47の県人会ページを立ち上げております。QLDに住む県人同士が互いに交流できる場として活用していただければと思います。また同好会として阿波踊りの会やブリスベン・アイドル・プロジェクト、お琴などの文化活動のサポートも行っております。
クィーンズランドは特に親日家が多く、大学のスピーチコンテストでも日本語の部門が一番多くの人数を抱えています。我々は主催者であるMLTAQ(Modern Language Teacher’s Association QLD) に協力して、益々の盛り上げのサポートを行うために、最近始まったボトルのリサイクル・プロジェクトを通して、集まった募金を主催者に寄付していこうという事業も継続してを行っていますので、ご協力をお願い申し上げます。
皆様の積極的な参加によって会が益々有意義になりますことを願っています。今回、会の方向性を若干変更を検討していただき、オーストラリアでチャリティーが出来るように、チャリティー団体の登録を目指します。
メンバーの皆様、各法人企業の皆様、ご協力に感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
クィーンズランド日本振興会 会長 平野 尚道